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米国株見通し:戻りの鈍い展開か、FRBの緩和縮小を意識


(14時50分現在)

S&P500先物      4,110.62(-0.88)
ナスダック100先物  13,220.62(-12.88)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル安。NY原油先物(WTI)は安値圏で推移し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


19日の取引で主要3指数は続落。ダウは3日連続で下げ、134ドル安の33896ドルで取引を終えた。仮想通貨ビットコインの急落が投資家心理を圧迫し、景気敏感株を中心に売りが優勢に。関連銘柄としてテスラなどへの売りが強まった。また、この日公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で資産買入れの段階的縮小(テーパリング)が議論されたことが明らかになり、連邦準備制度理事会(FRB)の緩和縮小観測も売りを支援した。


本日は戻りの鈍い展開か。前日の反動で、買戻し選好の見通し。今晩発表の新規失業保険申請件数は前回から減少と予想され、雇用情勢の改善が期待される。ただ、フィラデルフィア連銀製造業景況指数で想定通り前回から伸びが鈍化すれば、製造業の失速を警戒した売りが見込まれる。一方、緩和的な金融政策の長期化に対する思惑は、引き続き買いを後押し。ただ、ダラス連銀総裁の発言で緩和縮小が意識されれば、積極的な買いは手控えられよう。



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