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5月19日のNY為替概況


 19日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円57銭まで下落後、109円30銭まで反発して引けた。暗号通貨相場の急落をきっかけとした株安を警戒しリスク回避の円買いや長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)が発表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月27-28日会合分)で、複数の参加者が、経済が急回復した際には資産購入ペースの調整に向けた議論を始めるのが適切と指摘したことが明らかになったため、金融緩和縮小の思惑を受けて米国債相場が再び下落。長期金利が上昇に転じドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは1.2240ドルまで上昇後、1.2160ドルへ反落し、引けた。欧州連合(EU)が感染拡大のリスクが低いとされる国や渡航者に対して国境を再開、ワクチン接種を完了した渡航者についても隔離措置なしでの入域を許可することに合意したとの報道で、回復期待にユーロ買いが優勢となった。その後、米金利上昇に伴うドル買いに反落。

ユーロ・円は133円37銭から132円93銭まで下落。

  
ポンド・ドルは1.4180ドルから1.4115ドルまで下落した。

ドル・スイスは0.8996フランまで下落後、0.9043フランまで上昇。

 [経済指標]・特になし <KY>
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