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米株高の流れを映しグロース株中心に投資意欲盛り上がる【クロージング】


2日の日経平均は大幅続伸。465.13円高の29854.00円(出来高概算10億0231万株)で取引を終えた。前日に引き続き米国市場でのハイテク関連株高の流れを引き継いだほか、米長期金利の上昇一服も支援材料になった。海外投資家は祝日に入ったこともあり、市場参加者は限られるなか、買い一巡後はこう着感の強い相場展開に。しかし、下値の堅さが意識されるなか、引けにかけては短期筋のショートカバーも観測されるなか、一時29869.67円まで上昇し、ほぼ高値圏で取引を終えている。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1300を超えており、全体の6割近くを占めた。セクター別では、電気機器、情報通信、パルプ紙、機械など18業種が上昇。一方、電気ガス、石油石炭、卸売など15業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>が堅調。半面、第一三共<4568>、テルモ<4543>、伊藤忠<8001>、サイバーエージェント<4751>が軟調だった。

大型の経済対策を背景にした米景気の改善期待から前日の米主要株価指数は上昇したことから、東京市場においても半導体関連や電子部品などグロース株中心に値を上げる銘柄が増加した。また、経済対策は増税で財源を賄う計画となり、国債増発懸念による金利上昇圧力は一服したとの見方なども投資家心理にプラスに働いたようである。その他、菅義偉首相が子育て政策などについて省庁横断で取り組む「子ども庁」の創設の検討を自民党に指示したことを受け、子育て関連政策の予算増加に伴う補助金増加期待から、保育所関連などの銘柄にも食指が向かった。

2日はグッドフライデー(聖金曜日)で英国、ドイツ、フランスなど欧州市場は休場となるうえ、米国も株式、商品市場が休み。週明け5日はイースターマンデーで欧州は休場となる。海外勢の参加が限られるなかではあったが、薄商いながらも堅調な相場展開となったことは、センチメントを明るくさせよう。日米ともに主要企業の決算発表が控えている。このため、企業業績など意識した物色の流れは次第に強まってくることになりそうである。


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