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NY株式:米国株式市場は反発、強い2月雇用統計で成長期待


ダウ平均は572.16ドル高の31496.30ドル、ナスダックは196.68ポイント高の12920.15で取引を終了した。

2月雇用統計の予想を上回る改善を受けて寄り付き直後、上昇した。しかし、長期金利の急伸を警戒したハイテクの売りに拍車がかかると、ダウも下落に転じた。ただ、安いところでは、1.9兆ドル規模の追加経済対策が速やかに成立する可能性があること、いくつかの州が来週からパンデミック対策の規制緩和を計画していることから経済活動の再開を期待した買いが支えた。行き過ぎ感から利回りも低下に転じると、再び主要株式指数は上昇。引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別では、エネルギーや運輸が上昇。自動車・自動車部品が下げた。


衣料小売りのギャップ(GAP)は第4四半期決算が予想を下回ったものの、2021年の売り上げ回復見通しが好感され上昇。映画関連会社のアイマックス(IMAX)も2021年の楽観的な見通しが好感され上昇した。ソフトウェアのオラクル(ORCL)やITのシスコシステムズ(CSCO)はアナリストによる投資判断引き上げでそれぞれ上昇。一方で、クルーズ船運営のノルウェージャンクルーズ(NCLH)は株式売り出し計画を発表し大幅下落。電動トラックメーカーのニコラはアナリストによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。

ブラード・セントルイス連銀総裁は、インフレが非常に低い水準から上昇しており、当面動向を様子見する方針を確認。また、無秩序な取引は懸念だがまだその段階にないとし、長期金利の上昇を抑制するなどの措置を速やかに講じる必要性がないとの考えを示した。

(Horiko Capital Management LLC)

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