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今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇一服でドル買い抑制も


2日のドル・円は、東京市場では106円71銭から106円93銭まで上昇。欧米市場では、106円96銭まで買われた後、106円68銭まで下落し、106円69銭で取引終了。本日3日のドル・円は主に106円台後半で推移か。米長期金利の上昇は一服しており、リスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。

報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は3月2日に外交問題評議会が開いたイベントで講演し、「大規模債券購入のペース減速に向けて金融当局が示した条件を満たすには、しばらく時間がかかる」との見方を伝えた。この発言を受けて長期債などの利回り水準は低下した。ブレイナード理事は「ワクチン接種の増加、予想される財政投入、緩和的な金融政策は2021年の見通しが力強いことを示している」と指摘したが、「いかなる予測もかなりの不確実性が伴う」との見方を伝えている。

市場参加者の間からは「FRBが長期金利の上昇をこのまま放置する可能性は低い」、「長期金利の上昇を抑えるために何らかの措置が導入される可能性がある」との声が聞かれている。景気回復やインフレ見通しの引き上げに伴う金利上昇は不自然ではないとの見方は多いものの、長期金利の大幅な上昇は景気回復を妨げる可能性は否定できない。今月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で長期金利の大幅な上昇を抑える具体的な措置について議論される可能性がありそうだ。


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