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今日の為替市場ポイント:米電力不足を警戒してドル買い・円売りは縮小も


17日のドル・円は、東京市場では106円22銭から105円84銭まで下落。欧米市場では、106円21銭まで買われた後、105円78銭まで下落し、105円87銭で取引終了。本日18日のドル・円は主に105円台後半で推移か。米国における電力不足を警戒してリスク選好的なドル買い・円売りはやや縮小する可能性がある。

報道によると、米国テキサス州における計画停電は18日以降も続くとみられており、同州の経済活動は一段と圧迫されそうだ。また、米国の原油生産は40%近く減少しているとみられており、電力不足が米国経済を圧迫するとの懸念も広がっている。テキサス州における計画停電は大寒波も影響しているが、製油施設の閉鎖によって電力供給のすみやかな回復は難しいとの見方が多いようだ。

専門家の間からは、「エネルギー関連のインフラ施設などが全面的に復旧するのは3月中旬以降になる」との声が聞かれている。原油、天然ガスの生産減少は米国経済全体にも影響を与える可能性があることから、短期的にリスク回避的な取引が増えるとみられる。米国株高は一服し、債券利回りは全般的に低下する可能性がある。

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