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NY株式:米国株式相場は続落、小売売上高や銀行決算に失望


ダウ平均は177.26ドル安の30814.26ドル、ナスダックは114.13ポイント安の12998.50ポイントで取引を終了した。

銀行決算や3カ月連続で減少した12月の小売売上高に失望した売りに寄り付き後、大きく下落した。バイデン大統領が提示した1.9兆ドル規模の追加経済対策を巡り議会での承認が困難になるとの懸念に加え、新型コロナウイルスによる死者数の増加で期近の回復見通しが悪化したことも売り材料となり終日軟調に推移した。セクター別ではエネルギーや銀行が下げた一方で、不動産が上昇。

銀行のシティグループ(C)は第4四半期決算で予想を下回る7%減益を発表、債券トレーディング収入も予想に満たず下落した。ウェルズファーゴ(WFC)も予想を下回る決算に失望した売りが加速。石油会社のエクソン・モービル(XOM)は証券取引委員会(SEC)がパーミアン盆地の資産価値を巡り調査を開始したとの報道が嫌気され下落した。音楽配信のスポティファイ(SPOT)はシティによる投資判断引き下げを受け下落。百貨店のメーシーズ(M)や衣料小売りのギャップ(GPS)は低調な小売り売上高を受けて軒並み下落した。一方で、ビデオ会議サービスのズームビデオ(ZM)はアナリストによる投資判断引き上げが好感され上昇。

ボストン連銀のローゼングレン総裁は、バイデン次期政権の追加経済対策規模は大きいが適切だとの考えを示した。

(Horiko Capital Management LLC)

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