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今日の為替市場ポイント:米政治不安を警戒してリスク選好的な円売り抑制も


12日のドル・円は、東京市場では104円33銭から104円11銭まで下落。欧米市場では、104円33銭まで買われた後、103円72銭まで反落し、103円75銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に103円台後半で推移か。米国の政治不安は消えていないことから、リスク選好的な円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

報道によると、トランプ米大統領は12日、「私に対する憲法修正25条のリスクはゼロだ」との見方を伝えた。識者などの間では「トランプ大統領罷免に向けた合衆国憲法修正25条が発動される可能性がある」との見方が広がっている。トランプ大統領はこのような措置は大規模な怒りや分断、痛みを招く」、「米国にとって非常に危険」との見方も伝えている。

米民主党は11日にトランプ大統領の弾劾訴追に向けた決議案を下院に提出し、弾劾手続きに入った。13日までにトランプ大統領が罷免されない場合、すみやかに弾劾に踏み切るとみられている。目先的に米国の政治不安は一層高まることから、安全資産の米ドルや米国債に投資家の資金が向かうとみられる。

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