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今日の為替市場ポイント:ウイルス感染拡大を警戒して円売り抑制も


19日のドル・円は、東京市場では103円98銭から103円72銭まで下落。欧米市場では、104円22銭から103円73銭まで下落し、103円74銭で取引終了。本日20日のドル・円は、主に103円台後半で推移か。国内外におけるウイルス感染拡大を警戒して、リスク選好的な円売りは引き続き抑制される見込み。

報道によると、ダラス地区連銀のカプラン総裁は19日、「月額1200億ドルの債券買い入れは今後も継続すべきだが、買い入れ規模の拡大はないだろう」との見方を示した。市場参加者の間では「FRBはより長期の国債買い入れを増やす」との見方が増えている。19日の米国債券市場では、新型コロナウイルスの感染抑制に向けた新たな事業閉鎖によって雇用市場の回復ペースは鈍化するとの見方が広がり、長期債利回りは低下したが、長期国債の買い入れ増加の思惑も広がっている。追加経済対策の早期導入が期待されているが、今年10-12月期と来年1-3月期の米国経済は停滞する可能性があるため、10年債の利回り水準は0.97%近辺で上昇一服となった可能性が高いとみられる。




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