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今日の為替市場ポイント:米追加経済対策法案成立への期待で円買い抑制も


22日のドル・円は、東京市場では104円75銭から104円48銭まで下落。欧米市場では、104円55銭から104円92銭まで反発し、104円90銭で取引終了。本日23日のドル・円は、主に104円台後半で推移か。米追加経済対策の早期成立は難しいとみられているが、大統領選後に法案成立の可能性はあることから、リスク回避的な円買いが広がる可能性は低いとみられる。

22日の米国債券市場では、10年債利回りが6月上旬以来となる0.868%近辺まで上昇した。市場関係者の間では、「長期金利の急上昇は米国経済の早期回復を妨げる可能性がある」との見方が浮上している。また、追加経済対策法案の成立やウイルス感染の減少などによって長期債利回りがさらに上昇した場合、米連邦準備制度理事会(FRB)は、より長期の国債購入を検討する可能性が高いとみられている。FRBの金融政策は雇用の最大化や物価安定に寄与するものだが、連邦政府債務を持続可能な水準にとどめるために、長期債などの利回り水準の過度な上昇を抑えることも重要課題となりそうだ。



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