米商務省が発表した8月小売売上高速報値は前月比+0.6%となった。伸びは拡大予想に反して7月+0.9 %から鈍化。マイナスとなった4月来で最小となった。7月分も+1.2%から下方修正された。変動の激しい自動車を除く8月小売売上高も前月比+0.7%。伸びは7月+1.3%から予想以上に鈍化し、やはりマイナスだった4月来で最小。7月分は+1.9%から下方修正された。国内総生産(GDP)の算出に用いられる建材、自動車などを除いたコアの小売りは前月比‐0.1%と、予想外に4月来のマイナスに落ち込んだ。

新型コロナウイルスの蔓延で都市部から郊外への転居が活発化したため賃貸が低下。また、政府による週600ドルの失業保険補助金政策が失効したことが影響したと見られている。

外為市場ではリスク回避の動きが優勢となった。ドル・円は105円10銭から104円81銭まで下落し7月31日来の安値を更新。ユーロ・円は124円80銭から124円27銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.1876ドルから1.1840ドルまで下落した。

【経済指標】
・米・8月小売売上高:前月比+0.6%(予想:+1.0%、7月:+0.9 %←+1.2%)
・米・8月小売売上高(自動車除く):前月比+0.7%(予想:+1.0%、7月:+1.3%←+1.9%)

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情報提供元:FISCO
記事名:「米8月小売売上高、予想外に伸びが鈍化、リスクオフ