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米国株見通し:続伸か、金融緩和の長期化にらみ買い継続


(15時30分現在)
S&P500先物      3,405.62(+5.32)
ナスダック100先物  11,435.25(+42.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は30ドル高。アジアや欧州の株高が波及するとみられ、今晩の米株式市場は買いが先行しそうだ。


9日の取引で主要3指数は反発。ナスダックとS&Pは前日比2%超値を上げ、ダウは439ドル高の27940ドルで取引を終えた。前週からの調整売りで失速したハイテク株を中心に、割安感の生じた銘柄への買戻しが相場をけん引。連邦準備制度理事会(FRB)の追加的な金融緩和に思惑が広がるなか、株買い安心感もある。ただ、原油価格の弱含みでエネルギー関連は買いづらく、自律反発にとどまった。米中関係悪化への根強い警戒も、引き続き上値を押さえている。


本日は買い継続が期待される。欧州中銀(ECB)理事会がパンデミック緊急資産購入プログラム(PEPP)の拡大に踏み切れば、来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での一段の金融緩和に思惑が広がり株買いにつながりやすい。また、今晩発表の新規失業保険申請件数は前回を下回る見通しで、雇用情勢の改善が投資家心理を改善させるだろう。とはいえ、トランプ大統領は対中関係で強硬姿勢を維持するとみられ、両国関係の先行き不透明感が引き続き過度な買いを抑えそうだ。





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