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注目銘柄ダイジェスト(前場):ビープラッツ、日本金属、アイフリークなど


アインHD<9627>:6620円(-370円)
大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は11.6億円で前年同期比70.3%の大幅減益となった。市場予想も10億円程度下回ったもようだ。処方箋枚数の減少による粗利益の減少が響いている。また、リテール事業も外出自粛の影響やインバウンド需要減少で低迷、7月の既存店売上高も伸び悩んでおり、通期会社計画146億円、前期比9.1%減達成には不透明感も強まる状況のようだ。


ブイキューブ<3681>:2084円(+270円)
急騰。ビデオ会議サービス「Zoom」を運営する米ズームが5-7月期の好決算を発表したことで、前日も強い動きとなっていたが、本日も上値追いの動きが継続する形になっている。前日の米国市場では、ズームの株価が35%超の急騰となっており、一段の刺激材料につながる格好へ。上場来高値水準である14年1月の2210円(株式分割考慮後)も急速に意識される展開になってきている。


日本金属<5491>:652円(+100円)
ストップ高。株式会社キョーワハーツが製造・販売するウイルス対策マグネシウム製フック「マグクリーン」に、同社のマグネシウム合金帯が採用されたと前日に発表、買い手掛かり材料とされている。採用された合金圧延材は、2002年に同社が世界で初めて量産化に成功し、モバイル機器や介護用品などの幅広い分野で製品の軽量化、高強度化を実現した実績のあるもの。タッチレス需要の高まりの中で、今後の展開にも期待が先行へ。


ワークマン<7564>:9340円(+120円)
大幅に3日続伸。8月の既存店売上高が前年同月比10.9%増になったと発表している。7月(21.4%増)から鈍化した。客数は15.5%増(前月20.5%増)、客単価は4.0%減(同0.7%増)。空調ファン付ウエアやサマーカーゴパンツ、コンプレッションウエアなどが好調だった。ただ、前年同月が猛暑の影響で高水準であったため、緩やかな伸び率にとどまった。全店ベースの売上高は16.3%増(同27.9%増)だった。


日化薬<4272>:942円(-104円)
急落。日経平均構成銘柄からの除外が前日に発表されている。9月末にインデックスファンドの売り需要が発生、大和証券の試算では44.48日分の売りインパクトと試算されており、今後の需給悪化を先取りする動きになっている。除外候補としては最有力と位置付けられていたものの、足元では除外を織り込む動きは見られていなかったことで、ストレートにネガティブな反応が強まる形に。


ソフトバンク<9434>:1367.5円(+2.5円)
反発。前日に日経平均の定期入れ替えが発表されており、日本化薬が除外される一方で、同社が新規採用となっている。9月末にリバランスが実施されるが、大和証券の推計では2.94日分の売買インパクトになるとしている。事前の予想では、採用候補として推す声は少なかったとみられ、サプライズはあるものの、インパクトが限定的であること、株式の売出を実施中であることから、株価の反応は限定的になっている。


アイフリーク<3845>:183円(+27円)
大幅に3日続伸。ミャンマーの新興通信事業者であるGALAXIAとモバイルコンテンツサービス分野及びシステムインテグレーション分野での戦略的業務提携契約を締結すると発表している。ミャンマー国内でモバイルコンテンツサービスを推進するほか、同国での政府及び民間企業向けのインフラ整備案件、システム開発案件の推進などを行う。GALAXIAは政府関連通信や銀行、通信会社等の保守管理・通信インフラ整備などを手掛けている。


ビープラッツ<4381>:2700円(+500円)
ストップ高で年初来高値を更新。企業内サブスクリプション管理向けのクラウドサービス「サブかん」を開発し、販売を開始すると発表している。企業内のデジタルトランスフォーメーション(DX)や働き方改革を支援するツール。IT担当者による管理者向け機能に加え、社内オンライン手続きを行うポータルサイト機能、従業員が利用可能なサービスを一元的に管理できるパスポート機能などを持つ。提供開始は10月からの予定。

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