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米国株見通し:上げ渋りか、先行き不透明感で利益確定売りも


(15時30分現在)
S&P500先物      3,345.12(+15.12)
ナスダック100先物  10,946.25 (+67.75)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は150ドル高。NY原油先物(WTI)も高値圏を維持し、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


11日の取引で主要3指数は下落。ダウは8日ぶりの反落となり、104ドル安の27686ドルで取引を終えた。ロシア政府が世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認し、株式市場の強気なムードを後押し。米国での開発促進に期待感が広がるなか、幅広い銘柄に買いが入った。ただ、過熱ぎみのハイテク関連に調整の売りが続き、指数を押し下げた。また、トランプ政権の追加経済対策に関する与野党協議の遅れも嫌気され、取引終盤は軟調地合いに転じた、


本日も買い先行の見通しだが、上げ渋る展開となりそうだ。7日に発表された雇用統計の底堅い内容を受け投資家心理は良好で、連銀総裁の講演などから連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な金融政策の継続に思惑が広がれば、株買いは継続しよう。半面、追加経済対策の与野党協議で事態の打開が困難なら、引き続き買いを弱める要因となる。また、15日の米中通商協議を控え両国関係の一段の悪化も警戒され、先行き不透明感から利益確定売りが出やすい地合いとみる。






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