米国株見通し：上げ渋りか、コロナ再拡大で制限措置が重石に

（15時50分現在）

S&P500先物　　　　　　3,208.12（+24.52）
ナスダック100先物　　10,700.12（+53.87）


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は強含み、NYダウ先物は300ドル高。NY原油先物（WTI)も上昇基調のため、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。


14日の取引で、主要3指数は堅調。ハイテク株の調整売りでナスダックは上げ幅を縮小したものの、ダウは556ドル高で26000ドル台半ばに浮上した。連邦準備制度理事会（FRB）当局者による資産購入策の規模拡大や成長に対する楽観的な見方が材料視され、エネルギー関連や一部の金融機関を含め幅広い買いにつながった。半面、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う制限措置の再実施が嫌気され、指数を下押しする場面もあった。


本日もワクチン開発期待を背景にリスクオンのムードが続き、買い先行の見通し。今晩発表のNY連銀製造業景気指数や鉱工業生産など経済指標は軒並み改善が予想され、経済の早期正常化を期待した買いが広がりそうだ。また、ゴールドマン・サックスやユー・エス・バンコープの決算発表を受け、金融セクターを中心に動意が見込まれる。ただ、カリフォルニア州で新型ココロナ感染再拡大を受けた制限措置が注目されており、株買いをちゅうちょさせる場面もあろう。






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