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注目銘柄ダイジェスト(前場):イージェイHD、クスリのアオキ、しまむらなど


ニューテック<6734>:2712円(-50円)
朝高後マイナス転換。リモートワーク用のオンラインストレージ「Nextcloud Ready」を7月1日より販売開始すると発表している。在宅勤務やテレワークなどの環境下でもファイルをセキュアで簡単に共有・参照・転送可能で、対象人数や容量などの要求規模に応じ、顧客に合ったハードウェアを用意するとしている。初年度の販売目標は50台。テレワークの浸透で関連機器の需要が拡大するとの期待から買われているようだ。


しまむら<8227>:7410円(-280円)
伸び悩んで大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は13億円の赤字となり、市場予想の下限レベルも下回ったとみられる。非開示であった通期予想を公表、営業利益は234億円で前期比1.8%増益見通し。185億円程度のコンセンサスを大きく上回り、ポジティブ材料視する動きも先行したが、もともと会社側見通しは意欲的な傾向が強く、第1四半期下振れ決算をマイナス視する動きが優勢になっている。


日本サード<2488>:918円(+16円)
大幅に4日ぶり反発。テレワーク導入・運用支援サービス「Kyrios for テレワーク」の提供を開始したと発表している。オフィスへの入電をテレワーカーのPCなどに着信させるほか、ユーザーの操作履歴を記録してクラウド上で一元管理するサービスなどを展開する。新型コロナウイルスの影響でテレワークを導入する企業が増加するとの思惑から、買いが集まっているようだ。


イージェイHD<2153>:1913円(+276円)
一時ストップ高。前日に業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の20.0億円から29.8億円、前期比74.4%増に増額している。受注高が計画290億円を上回る約350億円を達成し、十分な業務量の確保により生産効率も向上したもよう。第3四半期までの状況からみても、修正幅は想定以上との見方が優勢のようだ。また、期末配当金も従来計画の40円を50円にまで引き上げている。


クスリのアオキ<3549>:8360円(-810円)
急反落。前日に月次動向を発表しているが、利食い売りの契機につながっているようだ。6月の既存店売上高は前年同月比0.3%増、客数が同4.7%減少した一方、客単価が同5.2%上昇した。既存店増収率は2-4月と2ケタ増が続いたが、5月は同5.1%増と低下し、6月は一段と伸び率が縮小している。増収率はマイナスに転じた19年4月以来の低水準に。新型コロナをきっかけとした需要拡大ステージは一巡との見方に。


カルナバイオ<4572>:1530円(+13円)
大幅に4日ぶり反発。BTK阻害薬で米国特許商標庁より特許査定通知を受領したと発表している。BTKは血液がんの重要な治療標的であり、次世代型非共有結合型BTK阻害剤は薬剤耐性患者の有望な治療薬として期待されているという。特許査定通知で同社の知的財産が強化され、将来の利益拡大に資するとの見方から買いが入っている。また、株価が25日移動平均線が視野に入る水準まで上昇したことも先高観を強めているようだ。

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