米国株見通し：反落か、ウイルスの影響で減速懸念の再燃も

（16時50分現在）
S&P500先物　 　 　　　 3,087.12（-27.63）
ナスダック100先物　 　8,827.50（-69.00）


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ
先物は200ドル超下げて推移。NY原油先物（WTI）も安値圏が続き、今晩の米株式市場は売られやすい展開となりそうだ。


4日は大幅反発。主要3指数は前日終値から4％前後強含み、ダウは1000ドル超高で取引を終えた。この日はウイルス対策の政府緊急予算案や予想を上回るISM非製造業景況指数など経済指標を受け、株買いが膨らんだ。また、大統領選の民主党候補を決める予備選で、バイデン前副大統領の躍進を受けヘルスケア関連株の買いが強まり、指数を押し上げた。


ただ、今晩はウイルスの影響が米国経済に及ぶとの観測が広がるなか、製造業受注が低調な内容となれば、株売り・債権買いの流れが再開する見通し。一方で、連邦準備制度理事会（FRB）による一段の利下げへの思惑から売り買いが交錯し、大幅株安を抑える可能性もあろう。なお、個別銘柄では決算発表のコストコ、ドナルドソン、アルファテック、ファンコなどが注目される。





＜TY＞