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前場に注目すべき3つのポイント~米国同様に米中交渉の進展待ち


15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:米国同様に米中交渉の進展待ち
■前場の注目材料:ゆうちょ、経常利益9.9%減、コンセンサス範囲内
■出光興産、新中計、3年で6300億円投資、高機能材など強化


■米国同様に米中交渉の進展待ち

15日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうだ。米中合意への楽観的な見方が後退するなかで14日の米国市場では、NYダウが1ドル安と、高値圏でのこう着となっている。主要指数は最高値圏にあるため、高値警戒感などから米中交渉の進展待ちといったところであろう。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の23150円。円相場は1ドル108円40銭台とやや円高に振れて推移している。

シカゴ先物は安いところで23010円を付けており、心理的な節目である23000円を意識した神経質な状況になりやすい。昨日の先物市場ではJPモルガンが225先物、TOPIX先物を合わせて1160億円程度売り越しており、海外勢の動向も警戒されやすいところ。特に足元の調整局面での日銀のETF買いが入らないことで、短期筋にとって見れば売り仕掛け的な動きも出しやすいところであろう。週末要因から積極的な売買は手控えられやすいところでもあり、引き続き売り仕掛け的な動きには注視しておきたいところである。

また、昨日の日経平均は一時23062.16円まで下落したが、一先ず23000円の節目はキープした。この水準で踏ん張りをみせられれば、再びリバウンド基調が強まる可能性はありそうだ。調整が続いたとしても、節目の23000円のほか、25日線が位置する22700円レベル辺りまでの調整は許容範囲内であろう。

ただし、チャート形状では11月5日のマドを空けての上昇により、22700-23090円処でマドが空いている。25日線水準までの調整で一巡感は出やすい。一方でマドを空けて25日線レベルまで下げてくるようだと、チャート形状ではアイランドリバーサルを残すことになり、テクニカル面では一気に調整機運が高まる可能性はある。本日はこう着だろうが、週末の米国市場の動向なども意識されるなか、来週以降の動向への警戒感も手掛けづらくさせる。足元のセンチメントとしては弱気材料に過剰に反応しやすくなりそうだ。米国同様、米中交渉の進展待ちといったところであろう。


■ゆうちょ、経常利益9.9%減、コンセンサス範囲内

ゆうちょ<7182>は第2四半期決算を発表。経常利益は前年同期比9.9%減の2011億円だった。純利益は同9%減の1448億円。長引く低金利環境を背景に国債利息が減少したことなどが影響した。コンセンサス範囲内。


■前場の注目材料
・米S&P500は史上最高値更新(3096.63、+2.59)
・シカゴ日経225先物は上昇(23150、大阪比+30)
・米長期金利は低下
・日銀のETF購入
・株安局面での自社株買い


・出光興産<5019>新中計、3年で6300億円投資、高機能材など強化
・ファミリーマート<8028>「時短営業」容認、来春からオーナーが選択
・ロート<4527>日本点眼薬研究所を買収、医療用に参入
・伊藤忠<8001>注文対応型乗り合いシステムの提案開始、バス・タクシー向け
・KYB<7242>スペイン工場閉鎖、21年度めど油圧ベーンポンプ生産移管
・川重<7012>伊2輪企業と合弁、再生支援・欧事業拡大も


☆前場のイベントスケジュール

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・特になし



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