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レイバーデー明け後の米国市場の動向を見極め【クロージング】


3日の日経平均は小幅に反発。4.97円高の20625.16円(出来高概算8億4000万株)で取引を終えた。続落で始まったものの、米国市場がレイバーデーの祝日で海外勢のフローが限られ薄商いのなか、こう着感の強い相場展開が続いた。ただ、TOPIX型のインデックス売買が断続的に入ったことで、プラス圏を回復し、底堅さがみられている。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1400を超えており、全体の7割近くを占めている。セクターでは、証券、海運、パルプ紙、鉄鋼、その他金融、金属製品が堅調。半面、鉱業、ゴム製品、建設、保険、電気機器が小安い。指数インパクトの大きいところでは、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>が堅調。一方で、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>が重石となっている。

日経平均は20600円を挟んでの狭いレンジ取引が続いており、チャート上では5日線を挟んでの推移となった。祝日明けの米国市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードが強く、売買代金は連日で1.3兆円台にとどまっている。米国市場の再開から明日は幾分出来高が膨れそうであるが、米中問題について中国政府が国際的な貿易ルールに違反するとして世界貿易機関(WTO)に提訴すると発表したことや、製造業PMI(改定値)、ISM製造業景況指数、建設支出の発表が予定されており、指標内容次第では不安感が強まりやすいだろう。

日経平均は足元でもち合いレンジでの上限レベルでの推移をみせているが、このレンジを突破してくるには米中協議再開からの進展等がみられるかがポイントとなる。ただ、米中貿易摩擦以外にも英国のEU離脱問題など外部環境の不透明要因は多く、リバランス中心の売買にとどまりやすいところでもある。一方で、センチメントが弱気に傾いている中で、ポジションはショートに傾いており、PBR1倍水準での割安意識に伴う底堅さが意識されているなかでは、需給妙味の大きい銘柄などへは断続的にもショートカバーの流れをみせてこよう。



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