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海外市場の動向を受けてのスタート後は、こう着相場が継続【クロージング】


27日の日経平均は反発。195.04円高の20456.08円(出来高概算10億4000万株)で取引を終えた。トランプ米大統領が米中交渉再開に前向きな姿勢を示したことによる警戒感の後退によって、日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。ただし、買い一巡後はこれまで同様にこう着感が強まっており、20500円処からの戻りの鈍さも意識された。大引けにはMSCIリバランスに伴う需給要因もあってか、本日の安値水準で取引を終えている。また、円相場が朝方から若干円高に振れて推移していることも手掛けづらくさせていた。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1400を超えており、全体の6割を占めている。セクターではゴム製品、その他製品、情報通信、小売、パルプ紙、輸送用機器、機械、証券がしっかり。半面、保険、水産農林の2業種が小幅に下落している。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、東エレク<8035>がけん引。

日経平均は一時20529.94円まで上げ幅を広げる局面もみられたが、同水準に位置する5日線は超えられず、ここ最近のもち合いレンジだった20500-20700円の下限を明確に突破することが出来なかった。グローベックスの米株先物が90ドル安程度と弱含みで推移していたことも手掛けづらさにつながったようである。

とは言え、前日の大幅下落局面においても売買代金は2兆円に届かず、本日もMSCIのリバランス需給があったにもかかわらず、売買代金は1.8兆円に届いていない。参加者が限られている需給状況であるため、朝方に先物主導で動きが出た後は、限られた値動きが続きそうである。明日も海外市場の動向を受けてのスタート後は、こう着相場といったところであろう。

物色としては翌29日の大引けで、TOPIXのリバランスとJPX400の定期入替えに伴うリバランス需給が発生する。JPX400への新規採用銘柄などへは翌日の需給インパクトを狙った短期的な売買も意識されそうである。その他は、業績面で安心感のある銘柄や需給妙味のある銘柄などに短期資金が向かいやすいだろう。



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