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今日の為替市場ポイント:米長期金利低下などを意識してリスク選好のドル買い抑制も


17日のドル・円相場は、東京市場では108円33銭から108円11銭まで下落。欧米市場でドルは108円32銭まで買われた後に107円94銭まで反落し、107円99銭で取引を終えた。

本日18日のドル・円は主に107円台後半で推移する見込み。米長期金利の低下や米国株安を意識して、リスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。

17日に発表された6月の米住宅着工件数は前月比-0.9%、年率換算で125.3万戸となり、市場予想の126万戸程度を下回った。また、住宅着工件数の先行指標となる建設許可件数は、市場予想を下回る前月比-6.1%、122.0万戸にとどまった。市場予想は130万戸程度だった。6月の建設許可件数は2017年5月(120.1万戸)以来の低い水準だったことから、今後の住宅着工件数はさらに減少する可能性があるとみられている。

現時点で市場関係者の間からは、米住宅市況の急速な悪化を予想する声は特に聞かれていないものの、6月実績はさえない内容だったことから、「金利低下などの要因がなければ、住宅市況が堅調さを取り戻すことは難しい」との見方が出ている。米国の雇用情勢は悪化していないことから、住宅着工件数は年率換算で120万戸の水準を当面維持すると予想している。ただし、通商問題を巡る米中の対立が長く続いた場合、米住宅市況にも何らかの影響が及ぶことは避けられないとの慎重な意見も聞かれている。



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