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今日の為替市場ポイント:米国市場休場で主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み


3日のドル・円相場は、東京市場では107円92銭から107円53銭まで下落。欧米市場でドルは107円59銭から107円89銭まで反発し、107円85銭で取引を終えた。

本日4日のドル・円は主に107円台後半で推移か。米国市場が休場となるため、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。

3日のニューヨーク市場では、6月ADP雇用統計(全米雇用報告)が、前月比+10.2万人にとどまったことや、5月の米貿易赤字が5カ月ぶりの高水準となったことから、ドルはやや伸び悩んだ。利下げ期待が再び高まっていることから、米国株式は強い動きを見せているが、雇用創出のペースは鈍化しつつあるとみられており、「利下げ期待だけで株高が続く保証はない」との声が聞かれている。

米労働省が5日に発表する6月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+16万人程度失業率は3.6%と予想されているが、非農業部門雇用者数が市場予想を下回った場合、株高でも長期金利の低下を意識してドルの上値は重くなる可能性がある。トランプ米大統領は「中国と欧州は大々的に為替操作ゲームをしており、われわれも対抗すべき」との見方を示していることもドル売り材料となりそうだ。




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