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今日の為替市場ポイント:リスク回避のドル売り抑制も


17日のドル・円相場は、東京市場では108円47銭から108円71銭まで反発。欧米市場でドルは108円72銭から108円52銭まで反落し、108円53銭で取引を終えた。

本日18日のドル・円は108円台で推移か。米長期金利の下げ渋りを意識して、リスク回避的なドル売りはやや抑制される可能性がある。

17日発表の6月NY連銀製造業景気指数は、予想外の-8.6に低下した。市場予想は11.0程度、5月実績は17.8だった。同指数がマイナスになるのは2016年10月(-9.2)以来となる。メキシコ関税への懸念が一段と高まった時期と統計調査が重なったことが影響したとみられているが、市場関係者の間では、「中国製品に対する輸入関税も製造業を圧迫している」との見方が多い。

NY連銀製造業景気指数の項目では新規受注と受注残の指数が悪化している。6月については雇用指数も悪化していることから、ほぼ全ての中国製品に対して輸入関税を賦課した場合、雇用情勢は悪化する可能性が高いとみられている。18−19日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で貿易・通商分野における米中協議の進展について議論されることは間違いないとみられており、政策金利の調整についてFOMCではさまざまな要因を考慮し、慎重に検討されることが予想される。



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