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大引けで21000円を辛うじてキープ【クロージング】


13日の日経平均は続落。97.72円安の21032.00円(出来高概算11億7000万株)で取引を終えた。売り先行後は一時21111.23円と下げ渋る局面もみられたが、前引けにかけて弱含みとなり、20932.13円と21000円を下回る局面もみられている。先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えて手掛けづらい中、米半導体株の弱い値動きのほか、香港のデモによる影響等がより手控えさせる格好となっている。ただし、大引けで21000円を辛うじてキープしている。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1600を超えており、全体の8割近くを占めている。セクターでは原油安が嫌気された石油石炭や海運が2%を超える下落だったほか、証券、ガラス土石、鉱業、機械、建設、輸送用機器の弱さが目立つ。一方で、上昇は保険の1セクターのみ。指数インパクトの大きいところでは、米政府の「ブラックリスト」に入れられた中国企業との取引を停止する方針を示したと伝えられている東エレク<8035>のほか、アドバンテスト<6857>が重石となった。

日経平均は辛うじて21000円をキープしているが、5日、25日線を挟んだ攻防となっており、こう着感の強い相場展開となっている。SQを控えているため方向感は出難い需給状況であるが、東エレクの弱い値動きが神経質にさせた感はある。米中貿易摩擦の影響等は警戒されているものの、中国企業との取引に伴う業績の影響は大きく、足元で買い戻し主体でのリバウンドをみせていただけに、短期筋の売り対象になった格好であろう。

225先物は一時20930円まで下げる局面がみられたが、その後はオプション権利行使価格の21000円から21125円のレンジ内でのこう着が続いている。グローベックスのNYダウ先物は40ドル安程度で推移しているが、底堅い値動きを見せてくるかが注目されるほか、下げのきつかった米半導体株が下げ止まりを見せてくるかが注目されよう。ギャップ・ダウンからのスタートによって、上にアイランドリバーサル形状を残すことは避けたいところである。



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