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今日の為替市場ポイント:中国本土株式の動向を注視する展開に


11日のドル・円相場は、東京市場では108円35銭から108円67銭まで反発。欧米市場でドルは108円80銭まで買われた後に108円44銭まで反落し、108円52銭で取引を終えた。

本日12日のドル・円は108円台で推移か。中国本土株式が底堅い動きを見せた場合、リスク選好的なドル買い・円売りは継続する可能性がある。

中国外務省の報道官は11日、「米国が貿易摩擦を激化させたいなら、中国政府は断固たる決意で対応する」との見解を表明した。今月28−29日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて米中首脳会談が行なわれるとみられているが、中国外務省は米中首脳会談の開催を確認していないことから、市場関係者の一部は「中国がG20サミットに出席しても、米中首脳会談は行なわれない可能性がある」と警戒している。

市場関係者の間では「米中の通商担当者による会合がないまま米中首脳会談が開かれることは考えにくい」との見方も出ている。また、米中首脳会談が開かれても双方が合意できない可能性もあるため、中国輸入品への追加関税が7月以降に発動されることへの警戒感は消えていないようだ。G20サミットでの米中首脳会談開催が確定するまでは、金融市場の不確実性は再び高まる可能性がありそうだ。




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