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大野芳政:株価下落時こそチャンス!決算説明会からテンバガー候補を探す!【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家大野芳政氏(ブログ「証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2019年4月12日23時に執筆

国内の上場企業の多くは年に数回、アナリストや機関投資家向けに決算説明会を開催しています。

実はテンバガー(10倍株)など長期上昇株のトレジャーハンティングには、経営者の生の声を聞ける決算説明会は非常に有効なツールとなります。

将来大きく成長する会社を探すには、経営者の人物像や、長期的なビジョンに沿った具体的な経営戦略などが重要となるからです。

決算短信等の財務諸表の分析もいいですが、どうしても近視眼的になってしまいがちです。

そこで、1回1~2時間程度の決算説明会の内容を3分程度で読めるよう、アナリストの視点からポイントを絞り込んで紹介していきます。

■オプトラン<6235>

同社は光学薄膜装置の製造販売を手掛けており、アップルのスマホ向けなどに供給しています。

アップル関連ということで株価も上値の重い動きとなっていますが、今後は5GやVR(仮想現実)などニーズ拡大が予想されており、これらのテーマ株として注目を集めることが期待されます。

それでは決算説明会の内容を見ていきましょう。

2019年2月14日「2018年12月期決算説明会」

■トピックス
・決算ハイライト(連結)
・売上高コメント
・売上高
・分野別売上構成
・地域別売上構成
・受注高・受注残高
・営業利益
・研究開発費
・財務の状況
・CFの状況
・2019年12月期業績予想
・事業の課題
・株主還元 配当

■会社解説からポイント抜粋
<足元の状況>
スマートフォン・顔認証・車載カメラ・半導体/光学融合向けなどで中国・台湾・韓国・日本向けスパッタ装置の受注が急増している。

(1)スマートフォン
スマートフォン分野の売上高は増加しているものの、全体の売上高に対する比率は前年度の74.2%→47.4%に減少している。スマートフォン以外のカメラレンズ、IoT、LED分野等が大きく伸びたことによりスマートフォンへの過度な依存が低下した。

また、中国・台湾工場の立地のメリットを生かし、中国や台湾・韓国のスマートフォンメーカーにアクセスを強めた結果、スマートフォン用スパッタ装置・蒸着装置の受注は北米から中国・台湾・韓国系メーカーに大きくシフトしている。

(2)IoT、AI
生体認証中心にIoT、AI分野の売上が急増している。光学薄膜以外の新技術を取得し、成膜性能の飛躍的アップ・応用範囲の拡大を目指す。

(3)カメラレンズ
カメラレンズは性能高度化に対応し、監視、車載カメラの需要を補足するなど好調。車載は車載カメラ、センサー、インパネ等への受注を見込むが「日本を含む東アジアが主なマーケットになることに期待している」という。

(4)LED
LED分野は中国中心に堅調。新型DBR成膜装置により、発光効率アップでLED生産コストの削減に寄与し、受注増を見込む。

(5)その他
半導体光学融合装置の売上を初めて計上するなど半導体分野への装置供給を開始した。2019年度に新型装置である水平スパッタ装置の開発を完了。すでに国内外の数社に納入している。今後、本格的な拡販に注力する。同社によると、この分野は、今後の展開に大きく期待している」という。

<現状KPI(重要業績評価指標)>
・2018年12月期の受注残高は392億円であり、「2019年度業績見通しを支える受注残高を確保している」とした。

・2019年12月期の売上高は前期比+2.8%の460億円、営業利益は+5.7%の113億円、営業利益率は+0.7ポイントの24.6%を計画。

・2019年12月期の配当予想は60円(前期は55円)、配当性向29.6%(同29.3%)を計画。連結配当性向は30%程度を目安に安定的な配当を目指す。

《中長期ビジョン》
光学薄膜製造装置事業での応用分野拡大を目指す。新技術・市場獲得・顧客獲得のため積極的にM&Aに取り組むほか、出資・提携も強化する。特にスマートフォンは5G対応でスマホメーカーニーズに対応するため、光学薄膜技術の提供や新型装置の開発を加速する。

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執筆者名:大野芳政
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」



<SF>

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