マザーズ先物見通し：米国株安などを背景にバイオ株にも利食い先行か

本日のマザーズ先物は、前日の米国株安や円高傾向を映して利益確定の動きが先行して始まりそうだ。前日のマザーズ市場は、遺伝子治療薬に関するリリースを発表したアンジェス<4563>が大幅に上昇したことを背景に他のバイオ関連株にも買いが波及した。前述の外部環境を睨んで本日朝方はバイオ株にも利食いの動きは出やすくなることから、マザーズ先物に対しても下押し圧力となる可能性がある。また、28日から29日にかけて、米中閣僚級による通商協議が再開されるだけに、個人投資家間にも協議の行方を見極めたいとの思惑も高まりやすいだろう。一方で、本日はマザーズ市場に3社が同時上場となることもあり、初値動向によっては短期資金が向かう場面もあるとみられる。上値のメドは940.0pt、下値のメドは910.0ptとする。


＜SK＞