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前場に注目すべき3つのポイント~売り方の買い戻しが全体の底堅さを意識させる


19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:売り方の買い戻しが全体の底堅さを意識させる
■前場の注目材料:ツルハHD、3Q営業利益1.0%増、コンセンサスの範囲内
■イーレックス、法人向け再生エネ販社、東京電力EPと、環境経営に貢献


■売り方の買い戻しが全体の底堅さを意識させる

19日の日本株市場は、重要イベントを控えてこう着ながらも、底堅い相場展開が見込まれる。18日の米国市場は、19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてこう着ながらも、年内の利上げ凍結の見方が一段と強まるとの思惑からしっかりの展開。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の21405円。円相場は1ドル111円40銭台で推移している。

FOMCを前に商いは膨らみづらい需給状況となり、全体としてはこう着感の強い相場展開が続くことになろう。ただし、足元でのやや弱い経済指標のほか、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局が、金融政策の運営姿勢を変化させてきていることもあり、コンセンサスとは言え、米国市場は利上げ見送りを評価する可能性がある。

また、昨日の日本株の重石となった通商問題を巡る米中首脳会談が6月に先送りされる可能性があるとの報道も、米国市場では反応薄である。合意に向けた前向きな延長との見方もされており、売り方にとってはポジションを圧縮しておきたいところであろう。さらに、英国のブレクジッドの延長の見方もあり、いずれも先送りながら、5月の大型連休中の波乱回避との見方も買い戻しにつながろう。

積極的な買い方は不在であり、上値を積極的に買い上がる流れは想定しづらいところであるが、新規に売り込む流れは考えづらい。そのため、売り方の買い戻しの需給状況が相場全体の底堅さを意識させてくることになりそうだ。とはいえ、昨日の日経平均は心理的な節目の21500円を上回っての推移が続いていたが、このところは週初の上昇が目立っており、本日以降の推移がセンチメントに影響してくることも考えられる。


■ツルハHD、3Q営業利益1.0%増、コンセンサスの範囲内

ツルハHD<3391>は18日、2019年5月期第3四半期決算を発表。売上高は前年同期比20.2%増の5865.48億円、営業利益が同1.0%増の315.78億円だった。進捗率は75%と計画通りの進捗であり、3Q単体ではコンセンサスの範囲内。


■前場の注目材料
・NYダウは上昇(25914.10、+65.23)
・ナスダック総合指数は上昇(7714.48、+25.95)
・米原油先物は上昇(59.38、+0.56)
・日経平均は上昇(21584.50、+133.65)
・米中貿易戦争終結への期待感
・日銀のETF購入


・イーレックス<9517>法人向け再生エネ販社、東京電力EPと、環境経営に貢献
・三菱商<8058>英風力送電で優先交渉、中部電<9502>と、66万kw
・ケーヒン<7251>印に新工場、2輪用FIシステム、今夏に稼働
・パナソニック<6752>水素製造装置に進出、滋賀で5月実証運転
・シチズン<7762>、SDGs推進 2ブランド 環境テーマに限定品


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・09:30 豪準備銀行が3月理事会議事要旨発表



<SF>

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