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今日の為替市場ポイント:米中貿易協議進展への期待でドルは底堅い動きが続く可能性


11日のドル・円相場は、東京市場では109円78銭から110円01銭まで上昇。欧米市場でドルは109円96銭から110円47銭まで買われており、110円38銭で取引を終えた。

本日12日のドル・円は、110円台で推移か。米中貿易協議進展への期待は持続しており、新たドル売り材料が提供されない場合、ドルは底堅い動きが続く可能性がある。

メキシコ国境の壁予算を巡る交渉を担当する米議員4人が現地時間11日午後に協議を行った。報道によると、協議に参加したのは参加両院協議会の民主・共和両党トップ、民主党のローイ下院歳出委員長、民主党のレーヒー上院議員、共和党のグレンジャー下院議員、共和党のシェルビー上院歳出委員長。協議前には、暫定予算の期限延長を週内に上下両院で採決するとの合意が11日中に発表されるとの見方が広がっていたようだが、やや難航しているもようだ。協議は現在も行なわれており、現地時間の11日遅くまで続く可能性があるとみられている。

市場関係者の間では「15日までに壁予算で与野党が妥結できるかどうか、定かではない」との声が聞かれている。米政府機関が再度閉鎖されるリスクを除去するためには、11日中に壁予算で与野党が大筋で妥結することが必要になるとの見方が多い。米株式市場では米中貿易協議の進展に対する期待があるものの、「米政府機関が再び閉鎖された場合、株式市場が圧迫されることは避けられない」との指摘が少なくないことから、市場関係者の多くは国境予算の交渉担当者の協議の行方を注視している。



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