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注目銘柄ダイジェスト(前場):日本ハウスHD、コカBJH、ユニファミマなど




ユニファミマ<8028>:14940円(-920円)
急落。前日に、子会社が実施していたドンキホーテHD<7532>の株式公開買付けの結果を発表している。買付予定数3210万8700株に対して、応募数は2万4721株となり、買付後の株式の所有割合は0.02%にとどまることになった。ドンキホーテHDのグループ化は当面見送られることになり、経営戦略の再考を迫られるなど、先行きの不透明感が強まる形になっているようだ。


日本ハウスHD<1873>:401円(-52円)
大幅続落。前日に前10月期の決算発表、並びに、不適切な会計処理に伴う売上高の過大計上判明を受けた過年度決算の訂正を発表している。17.10期営業利益は43.9億円から42.3億円に訂正、18.10期は従来計画の57億円を下回る21.2億円で着地した。住宅事業における工事進捗の遅れ、リゾートホテルの宿泊客数減少及びシティホテルの婚礼売上減少などで売上高が減少した。減損損失の計上によって最終損益の下方修正幅は大きくなっている。


アズビル<6845>:2063円(+49円)
大幅反発。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も2600円から2800円に引き上げている。外部環境が不透明な中、ディフェンシブ性の高いビジネスモデルである同社の安定成長を評価すべき局面と評価しているもよう。また、AA事業での収益体質強化による利益底上げ、株価下落による割安感の表面化、強い財務体質や安定したFCFを背景とした安定増配見通しなどもポイントとしている。


オプトエレクト<6664>:1011円(-41円)
朝高後マイナス転換。18年11月期の営業損益を従来予想の1.70億円の黒字から4.51億円の黒字(前期実績3.25億円の赤字)に上方修正している。モジュール、ハンディスキャナー、定置式スキャナー等で当初予定していなかった案件が複数発生したことに加え、新製品の卓上・組込式2次元スキャナーが寄与した。また、経営改革の結果、売上原価並びに販管費の削減が進んだことなども利益を押し上げた。


コカBJH<2579>:3315円(+315円)
急反発。2019年4月にも、主力のコカ・コーラを含む清涼飲料を値上げすると報じられている。まずは大型ペットボトル商品を対象にして、小売価格を6-10%引き上げる見通しとされている。消費増税分の反映以外の値上げは27年ぶりとなるもよう。収益性の改善につながるとの期待感が先行する形に。なお、業界トップ企業が値上げによる波及期待で、他の清涼飲料各社にも買いが先行している。


GNI<2160>:3155円(-15円)
朝高後にマイナス転換。米国でF351第1相臨床試験が完了し、良好な試験結果が得られたと発表している。全ての被験者群で深刻な副作用は見られなかったことが再度確認された。既に中国でも同様の試験結果を得ており、中国での第3相臨床試験及び米国での第2相臨床試験の準備を進める。F351はアイスーリュイの誘導体で、肝星細胞の増殖などに働く阻害剤。動物実験で肝線維症及び腎線維症に対し顕著な有効性を示しているという。


EduLab<4427>:3500円
公開価格(3200円)を2.2%上回る3270円で初値を付けた。15年3月設立。教育測定技術とAI(人工知能)を活用した次世代教育向けe-Testing/e-Learning事業及びテスト運営・受託事業を手掛ける。19年9月期の営業利益予想は前期比46.0%増の14.08億円。「英ナビ・スタディギア」などのサービスで英検協会向けの提供ライセンスが増加すると見込む。また、「全国学力・学習状況調査」を実施するための委託事業も落札している。



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