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今日の為替市場ポイント:米利上げ継続の可能性でドル売り縮小も


13日のドル・円相場は、東京市場では113円21銭から113円50銭まで反発。欧米市場でドルは113円39銭から113円71銭まで上昇し、113円60銭で取引を終えた。

本日14日のドル・円は、主に113円台半ば近辺で推移か。2019年も米利上げ継続の可能性は残されていることから、リスク回避のドル売りは縮小する見込み。

欧州中央銀行(ECB)は13日に開いた理事会で主要政策金利の据え置きを決定した。また、債券の満期償還金の再投資について、「金利引き上げ開始後も長期にわたり続ける」との見解を表明した。政策金利については「少なくとも2019年夏の終わりまで」据え置くとの方針を維持した。理事会終了後に行なわれた会見でドラギECB総裁は、「成長の勢いが今後弱まることを示唆している可能性がある」との見方を示した。

市場関係者の間では「ECBは政策金利の引き上げを急がない方針を維持したのは予想通り」との見方が多い。ドラギ総裁の見解については「景気見通しについてやや慎重であることを示唆しているが、内容的には想定内」との声が聞かれている。ECBは2019年のインフレ見通しを従来の1.7%から1.6%に引き下げたが、インフレ率鈍化につながるいくつかの要因を考慮したものとみられており、一部の市場関係者は「インフレ見通しの引き下げはECBの金融政策やユーロ相場に重大な影響を与えるものではない」と指摘している。




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