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注目銘柄ダイジェスト(前場):技研製作所、スタジオアタオ、ドンキHDなど




技研製作所<6289>:3360円(+415円)
急伸。前日に前8月期の決算を発表、営業利益は59.8億円で前期比16.6%増益、従来予想の58億円も上回る着地に。第3四半期までは32.8億円で前年同期比16.3%減益であったが、6-8月期で大幅に挽回する形となった。今8月期は64.2億円で前期比7.4%増と増益を見込んでいるほか、配当金も前期の60円から68円に引き上げる計画。足元での天災被害増大による防災・減災需要の高まりが意識される状況にも。


安川電<6506>:3030円(-185円)
大幅反落。前日に第2四半期の決算を発表している。6-8月期営業利益は133億円で従来計画の161億円を下振れる着地になった。また、通期予想は655億円から590億円に下方修正、下振れは見込まれていたものの、市場予想の620-630億円レベルも下回っている。半導体設備投資の減速や中国市場での需要鈍化が背景。なお、会社側ではサーボモータの受注底打ちを示唆しているもようだ。


ドンキHD<7532>:6490円(+440円)
急伸。ユニーの完全子会社化、並びに、ユニファミマ<8028>によるTOBの実施を発表している。ユニーファミマの保有するユニー株式60%を取得して完全子会社する一方、ユニーファミマが1株6600円でTOBを実施し32,108,700株を上限に取得、同社を持分法適用会社化する計画。TOB価格にサヤ寄せを目指す動きのほか、同社にとっては小売セクター内における存在感の高まり、CVS事業での展開力強化につながるとの期待感が先行する形に。


ネクスグループ<6634>:390円(+7円)
4日ぶり反発。子会社のイーフロンティア(東京都港区)がフィスコデジタルアセットグループ(FDAG、大阪府岸和田市)発行の第1回新株予約権付社債の一部42個(引受価額総額42億円、潜在株式数8400株)を引き受けると発表している。FDAGは仮想通貨交換所「Zaif」事業を譲り受けるフィスコ仮想通貨取引所を傘下に有しており、ビジネスチャンスと捉えて引き受けを決めたという。


ソフトバンクG<9984>:9402円(-723円)
急落。長期金利の上昇などをきっかけに米国株式市場が大幅安、NYダウは前日比831ドル安と急落しており、東京市場でも主力大型株を中心に大きく売り込まれる展開になっている。とりわけ同社は、指数連動性の高さが意識されやすいほか、米国FANG銘柄などモメンタム株の下落に引きずられやすくなっており、信用取組の悪化も相俟って需給懸念が強まる状況になっている。


ミクロン精密<6159>:1409円(+13円)
大幅に4日続伸。19年8月期の営業利益予想を前期比15.7%増の11.15億円と発表している。国内及び海外への販売展開を強化し、利益拡大を図る。同時に発表した18年8月期の営業利益は22.8%増の9.64億円で着地した。また、同期の年間配当を従来予想の17.00円を上回る18.50円(記念配当1.50銭含む。前期実績は45.00円、17年9月の1対3の株式分割前)に決めた。19年8月期予想は18.00円。


スタジオアタオ<3550>:2490円(+285円)
大幅に反発。19年2月期第2四半期累計(18年3-8月)の営業利益を前年同期比39.8%増の5.54億円と発表している。販売促進費の増額やSNS活動の強化、自社ブランドのポータルブログ活用などが奏功し、インターネット販売や店舗販売が好調に推移した。通期予想は前期比8.6%増の6.00億円で据え置いた。進捗率は92.3%に達しており、上方修正への期待が広がっている。


カイカ<2315>:46円(+1円)
続伸。フィスコ仮想通貨取引所の親会社であるフィスコデジタルアセットグループが発行するCB29億円を引き受けると発表している。払込は7億円強の現金払込、並びに、21.9億円の債権との相殺を予定している。同社がシステム開発を担っている、フィスコ仮想通貨取引所がテックビューロ運営の「Zaif」事業を譲受したことで、今後の技術支援を一段と強化する狙い。仮想通貨関連ビジネスの展開の広がりを期待する動きが先行へ。




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