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金融や資源、自動車株物色もリバランスの流れは脱せず【クロージング】


4日の日経平均は続落。135.34円安の23975.62円(出来高概算15億9000万株)で取引を終えた。終値で24000円を下回るのは9月27日以来、5営業日ぶり。欧州ではイタリアが19年予算で財政赤字比率を引き下げる意向を示したことで、ほぼ全面高。米国では9月のADP雇用統計やISM非製造業指数が予想を上回る良好な内容となり、終日堅調推移となった流れを受けて買いが先行。米長期金利上昇を受けて銀行や保険セクターが買われたほか、原油相場の上昇を背景に資源関連が買われた。円相場は1ドル114円台半ばで推移する中、自動車株の一角にも物色が向かう局面もみられた。しかし、医薬品などが弱含むなどリバランスの流れは脱せず、日経平均は寄り付き直後に付けた24247.82円をきょうの高値に、その後はじりじりと下押す展開に。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは銀行、石油石炭、保険、卸売、非鉄金属、海運、ガラス土石が堅調。半面、医薬品、化学、その他製品、サービス、不動産、小売、食料品が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、資生堂<4911>、中外製薬<4519>、TDK<6762>、KDDI<9433>、キッコーマン<2801>が重石に。

日経平均は朝高の後は、じりじりと値を下げる相場展開となった。海外の動向などを受けて金融や資源関連、自動車株などが物色されるものの、ディフェンシブ系が売られる格好となっており、リバランスの流れといったところであろう。日経平均は25日線との乖離率の大きさから過熱感が警戒されていることもあり、目先的には過熱を冷ます調整が意識されているようである。とはいえ、リバランス中心の売買でもあり、日経平均の上昇ほど過熱はしていない状況である。高値もち合いでの日柄調整が理想的であり、引き続き24000円を挟んでの底堅さが意識されてくることが望ましい。

また、中小型株も不甲斐ない動きをみせており、マザーズ指数は再び25日線までの調整をみせている。一目均衡表の雲上限での攻防をみせているが、雲は下降していることもあり、早い段階で雲から上放れる動きをみせておきたいところであろう。中小型株も一部の銘柄に資金が集中しているだけに、物色対象に広がりをみせられるかが注目される。



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