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後場乱高下もセンチメントは悪化せず【クロージング】


27日の日経平均は9営業日ぶりに下落。237.05円安の23796.74円(出来高概算13億9000万株)で取引を終えた。FOMC後の米国市場が弱い動きをみせる一方で、物品貿易協定(TAG)の締結に向けた交渉中は、自動車にかける追加関税は課されないとの報道から自動車株がリバウンドをみせ、中国政府が11月から関税を引き下げることを決めたことから中国関連への物色もみられた。この流れから日経平均は前場半ばに24089.32円とプラス圏を回復。しかし、後場に入ると先物主導で急速に値を下げて値動きの荒い相場展開となり、結局は200円を超える下げで23800円を割り込んでいる。

東証1部の騰落銘柄は値下り数が1700を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは空運が唯一上昇した半面、石油石炭、非鉄金属、電気機器が2%を超える下落となっている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>が下支えする格好となったが、一方でファナック<6954>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、日東電<6988>が重石となった。

日経平均の24000円回復による目先的な達成感のほか、配当再投資による需給要因が薄れたからか、後場はやや乱高下的な値動きをみせている。指数インパクトの大きい値がさの一角に売りが強まった流れもあり、想定以上の下落幅といったところであろう。この流れから中小型株にも利益確定の流れが強まり、底堅い値動きをみせていたマザーズも0.37%ではあるが、下げに転じている。とはいえ、値動きの強い銘柄には終日資金が向かう流れもみられており、需給状況はそれ程悪くないと考えられる。

明日は週末要因から短期的な売買が中心になりやすいと考えられ、先物主導によるインデックス売買の影響を避ける流れから、中小型株に向かいやすいところである。また、中国関連など相対的に出遅れているセクターや銘柄への見直しも引き続き意識しておきたい。



<AK>

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