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大野芳政:アナリストが教えるレーティング情報を使った短期上昇株発掘法【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家大野芳政氏(ブログ「証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年9月8日17時 に執筆


株式市場では国内外の証券各社から毎日、多数のレーティング情報がリリースされています。具体的にはアナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い・売り」などのレーティングを付与しています。

リリース直後は一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティング情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうこともありますが、いくつかの条件が合えば人気が継続するものもあります。

そこでレーティング情報を15年間、研究し続けた証券アナリストの「大野芳政」が、リリース直後の値動きが一巡したレーティング情報から1~2週間程度の短期間で注目される銘柄を紹介します。


■前田工繊<7821>
三菱UFJMS証券が9月5日に投資判断を新規に「Buy(買い)」、目標株価を2710円としたことが伝わっている。レーティング公開後に株価はギャップアップし、ぐんぐん上げ幅を上げる強気パターン。2200円を付けたあとに一旦伸び悩んでいるが、こうした場合、切り上がる5日移動平均線が押し上げる形で再動意することが多く見られる。目標株価との乖離率も29%と大きいことも魅力的。8月高値2307円を奪回しての一段高に期待したい。

■エフ・シー・シー<7296>
三菱UFJMS証券が9月7日に投資判断「Overweight(強気)」を据え置き、目標株価を4000円→4300円に引き上げたことが伝わっている。レーティング公開後に株価はギャップアップしたものの、ほぼ寄り付きが天井となる格好で戻り売りに押される弱い動き。もっとも、3200円処は押し目買いが入りやすいポイントでもある。こうしたパターンでは売り一巡後のリバウンドが大きくなることが多く見られる。目標株価との乖離率も31%程度まで拡大しており、買い妙味があると考えている。


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執筆者名:大野芳政
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」




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