米国株見通し：NAFTA再交渉、カナダとの協議に注目

S&P500先物　 　 　 　2883.75（+ 0.50）　（17:50現在）
ナスダック100先物　　7527.25（+11.75）　（17:50現在）

　17時50分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は前日比横ばいで推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.15ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、28日の米株式市場は買い先行で始まりそうだ。

　米国とメキシコが前日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の2国間協議で大筋合意し、本日からカナダが協議に加わる。米ホワイトハウスは「トランプ米大統領とトルドー加首相が通商を巡り電話会談し、生産的な対話継続で合意した」と発表。米国は週内にもカナダとの合意を目指す姿勢をみせている。NY原油先物は、ドル売りによる割安感や株高による需要持ち直し期待が下支えとなりそうだ。

　本日発表となる米経済指標は、7月卸売在庫速報値、6月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数、8月消費者信頼感指数、8月リッチモンド連銀製造業指数で、注目は8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)。前月からやや低下する見通しだが、高水準を維持して個人消費の強さが意識され、成長拡大への期待から株買いを誘発する可能性がある。決算発表は、ベストバイやティファニーなどがある。



＜KK＞