米国株見通し：米中通商協議への期待感は後退

S&P500先物　 　 　 　2863.00（+ 1.75）　（18:10現在）
ナスダック100先物　　7434.25（+ 1.00）　（18:10現在）

　18時10分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は15ドル高程度で推移している。欧州株式市場はほぼ全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、23日の米株式市場は買い先行気味に始まりそうだ。

　米国と中国は、それぞれの製品160億ドル相当に、追加関税25％を日本時間23日午後1時01分に発動と発表した。米中通商協議が本日も開催されるが、期待感は後退しているとみられ、買いにはつながりにくいであろう。NY原油先物は、米在庫の予想を上回る大幅減少で前日急上昇したが、米国の原油生産量拡大やドル全面高による割高感に圧迫されそうだ。

　本日発表となる米経済指標は、8月PMI速報値と7月新築住宅販売件数。PMIは前月からやや低下、新築住宅販売件数は増加幅拡大が予想され、強弱まちまちの結果で材料になりにくいとみられる。決算発表は、アリババやオートデスクなどがある。



＜KK＞