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円高ドル安圧力により景気敏感セクターは買いづらい


21日の日本株は引き続き、軟調気味に推移しよう。足元為替市場で円がやや強く推移しており、これが株価の重しになると思われる。20日の日本株市場時間帯のドル円は、1ドル=110円50銭前後で推移していたが、足元では1ドル=110円レベルまで円高が進んでいる。日経平均先物夜間取引の終値は日中取引終値と変わらずの22160円であり、22日の日経平均は22000~22200円程度を予想する。

FRBによる利上げの継続については不透明感が高まっている。トランプ米大統領は前週末の会合で、パウエル氏について、低金利継続を期待して議長に指名したのに利上げを続けていると米報道機関は20日に伝えた。11月の中間選挙に向けて、トランプ米大統領の有権者を意識したパフォーマンスは続くと思われ、当面為替には円高ドル安の圧力がかかりやすいと思われる。

マクロ環境を考慮すると、金融・輸出関連の景気敏感セクターには手を出ししにくい。この中で、NTTドコモ<9437>19年3月期予想配当利回り3.74%やKDDI<9433>19年3月期予想配当利回り3.20%などの通信主力は、堅調な株価推移が続いている。9月末の中間配当権利取りの時期も近づいており、これも需給面で下支え材料となろう






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