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前場に注目すべき3つのポイント~経済イベント通過で押し目買い


15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:経済イベント通過で押し目買い
■決算チェック:オハラ、通期業績予想を上方修正
■前場の注目材料:ローソン、顧客別に広告、購買行動検証、商品棚で動画


■経済イベント通過で押し目買い

15日の日本株市場は反発が見込まれる。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和を年内に終了する一方で、政策金利を19年夏まで据え置く方針を示したことが好感され、欧州株がほぼ全面高となった。米国市場はトランプ政権が中国に対する新たな関税計画を検討しているほか、米国債利回りの下落を受けて金融株に売りが広がり、上値の重い展開となったが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の22835円だった。円相場は1ドル110円60銭台とやや円安に振れており、前日の大引けにかけての下げに対する自律反発が意識されよう。

また、日銀の金融政策決定会合についてはサプライズはないものの、各国の経済イベント通過によって、動きやすくなりそうである。もっとも、これまで先物主導のインデックス売買に振らされる状況が続いており、指数インパクトの大きい値がさ株の動向を睨みながらの相場展開といったところであろう。また、昨日は日経平均の下げに引きずられる格好から中小型株が弱含んでおり、仕切り直しも意識される。

昨日の日経平均は引けにかけて弱含んだが25日線を上回っており、直近の上昇に対する利食いの範囲内にも映る。日経平均の引けにかけての弱い動きによって、中小型株の利食いに押される格好となったが、マザーズ指数も25日線処での踏ん張りをみせており、こちらも直近のリバウンドの範囲内だろう。米中貿易摩擦は警戒されるものの、リスクオンの状況は継続しており、外部要因に振らされにくい銘柄等へは押し目買いの動きは続きそうである。

(村瀬 智一)


■オハラ、通期業績予想を上方修正

オハラ<5218>は通期業績予想の修正を発表。売上高は254億円から262億円、営業利益は18億円から27億円に上方修正した。新製品やレンズ加工品の販売に努めることや、エレクトロニクス事業において、FPD露光装置向け極低膨張ガラスセラミックスや光通信機器向けガラス素材の在庫調整が見込まれる一方、半導体露光装置向け高均質ガラスやナノセラム TMの需要は好調に推移すると見込んでいる。


■前場の注目材料

・ナスダックは上昇(7761.04、+65.34)
・SOX指数は上昇(1423.12、+8.64)
・VIX指数は低下(12.12、-0.82)
・シカゴ日経225先物は上昇(22835、大阪比+135)
・米原油先物は上昇(66.89、+0.25)
・1ドル110円60-70銭
・米国債の利回り低下
・日銀が大規模緩和継続


・ローソン<2651>、顧客別に広告、購買行動検証、商品棚で動画
・トヨタ<7203>、提携再編積極化、電動化推進「すべて対応」


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・10:30 中・新築住宅価格(5月)  0.57%



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