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メジャーSQ通過後もインデックス売買に振らされやすい【クロージング】


6日の日経平均は3日続伸。86.19円高の22625.73円(出来高概算13億8000万株)で取引を終えた。25日線での攻防が続く中、インデックスに絡んだ売買を中心に底堅い相場展開となった。ファーストリテ<9983>の1社で日経平均を約43円押し上げており、その他、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>のインパクトが大きかった。一方で中小型株の弱さが目立っており、マザーズ指数、JASDAQ平均は下落となっている。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が若干上回る形で、値上がり値下がり数は拮抗。セクターでは石油石炭、鉱業、パルプ紙、非鉄金属、ゴム製品が堅調。半面、その他製品、ガラス土石、機械、銀行が小安かった。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、東海カーボン<5301>が重石となっている。

日経平均は25日線を挟んでのこう着が続いているが、インデックスに絡んだ売買によって、辛うじて25日線を突破してきている。週末には先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることもあり、方向感は出難くい需給状況であろう。メジャーSQを前に荒れる相場展開も意識されようが、来週には6月12日で調整中の米朝首脳会談の開催が予定されているため、大きなトレンドは出難いといったところであろう。

市場はリスクオンに向かうなか、会談内容次第では出尽くし感にもつながると考えられ、いったんは利益確定からポジションを圧縮する流れも意識されるところである。特に中小型株には機関投資家の資金流入は限られ、値ごろ感からの押し目買いが期待しづらいなかで、個人主体による利食いの流れが強まっている面もありそうだ。そのため、目先は中小型株優位の相場展開は期待できず、メジャーSQ通過後もインデックス売買に振らされやすい需給状況になりそうだ。(村瀬智一)



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