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米国株見通し:引き続き企業決算発表が注目材料に


S&P500先物        2685.50(-7.50) (17:00現在)
ナスダック100先物  6744.75(-35.25) (17:00現在)

17時時点のグローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物がともに安く推移している。また、NYダウ先物は80ドル安程度で推移。欧州市場も総じて小安く推移している。原油相場は小安い推移となっている。こうした流れを受け、20日の米株式市場は売り先行で始まるとみられる。

ただ、2日続落の後だけに、とりあえずの戻り売りは概ね一巡しつつあると考えられる。スマホやスマホ向け半導体の需要鈍化は既知の事実で、データセンターや工場自動化投資関連の半導体需要は旺盛である。1-3月期決算で業績の堅調さが確認され始めており、企業業績と設備投資の連動性が高いことを考えれば、米国企業のIT投資と設備投資は今後も拡大基調を維持する可能性が高く、スマホ関連需要の弱さは相場に織り込むことが可能だろう。

本日は経済指標の発表が予定されておらず、米国企業の1-3月期決算が最大の注目材料となる。取引開始前に複合企業のゼネラルエレクトリックと石油サービス最大手のシュルンベルジェが決算発表を予定している。ゼネラルエレクトリックの業績が冴えないことは織り込み済みとみられ、シュルンベルジェの好決算が相場出直りの支援材料となりそうだ。米中の貿易摩擦への不安が後退していることもあって、資源価格全般の先行きにやや楽観的な見通しが台頭し始めている。本日の相場は前場のうちに安値をつけ、資源関連株をリード役に出直りへ転じると予想する。



<KK>

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