
波瑠(34)と川栄李奈(30)が、10月スタートのTBS系連続ドラマ「フェイクマミー」(金曜午後10時)にダブル主演することが30日、分かった。同局金曜ドラマ枠では98年7月期「ランデヴー」(田中美佐子、桃井かおり)以来の女性ダブル主演となる。
禁断の“母親なりすまし”から始まるファミリークライム・エンターテインメント。波瑠は、東大卒で訳あって転職活動中の“元バリキャリ”花村薫役。川栄が演じる“元ヤン”のベンチャー企業社長、日高茉海恵と出会い、その娘いろはの小学校受験を前に「私の代わりにママとして面接を受けてほしい」と提案される。
波瑠の同局ドラマ出演は、19年に主演した「G線上のあなたと私」以来となる。薫について「お勉強ができて仕事もできる、けどどこか不器用なキャラクターなんじゃないかな。自分にも厳しくする分、周りに求めるものも多くなってしまうところが自分にもどこか少し似ているなと思います」とコメント。「茉海恵さんといろはちゃんと“フェイク”だけど本当の家族のように、おふたりを支えられる相棒になれるよう頑張っていきたい」と意気込んだ。
同局ドラマ初主演となる川栄は、高校中退のシングルマザーという役どころ。自身も6歳の子を持つ母で「役に生かせるのではないかなと思っていますし、働くママさんにもぜひ見ていただきたい作品です!家族愛もとても大切に描かれているので演じることが楽しみです」とアピールした。
共演は日本テレビ系「♯リモラブ~普通の恋は邪道~」(20年)以来、5年ぶり。ともにNHK連続テレビ小説でヒロインを務めたなど共通点もある2人が、正反対の人生を歩む女性を演じ、娘を通して共闘していく。
次世代を担う脚本家の発掘・育成を目的としたプロジェクト「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」で、第1回大賞を受賞した「フェイク・マミー」作者・園村三氏が脚本を務める。