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理想的なリバウンド、決算評価も安心感に【クロージング】


1日の日経平均は大幅に反発。387.82円高の23486.11円(出来高概算18億1000万株)で取引を終えた。1月31日の米国市場では、1月ADP雇用統計が予想を大幅に上振れたほか、主要企業決算も好感され、NYダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円高の23260円だった。これにサヤ寄せする格好から23200円を回復して始まると、その後も上げ幅を広げる展開となった。上値抵抗として意識される5日、25日線近辺では戻り売りも意識され、強弱感が対立する格好に。しかし、円相場が1ドル109円50銭台と円安に振れて推移していることもあり、大引けにかけて上げ幅を拡大させている。

インデックスに絡んだ資金流入により、東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1700を超え、全体の8割を超えている。また、セクターではFOMCを受けた米利上げ観測のほか、決算評価もあってメガバンクが堅調推移となり、銀行が3%を超える上昇。その他、石油石炭、医薬品、鉱業、卸売、証券、鉄鋼、サービス、その他金融が堅調。一方で、海運が唯一下落している。

日経平均は大幅反発から5日線を突破し、25日線に接近している。強弱感が対立しやすい水準ではあるが、前日の一時23100円割れで調整一巡感も意識されており、理想的なリバウンドとなった。また、昨日引け間際に急落となっていた富士フイルム<4901>が12%を超える上昇となったほか、メガバンクの決算評価の流れも安心感につながろう。

もっとも下方修正等の反応も大きく、決算結果を見極める必要がある。また、明日は米雇用統計を控えているほか、週末要因、決算発表が多く予定されていることもあり、先物主導によるインデックス売買に振らされやすいところ。また、日経平均の25日線などの抵抗線突破も見極めたいところである。(村瀬 智一)



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