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今日の為替市場ポイント:米一般教書演説を控えて投資家は様子見姿勢


29日のドル・円相場は、東京市場では108円51銭から109円06銭まで反発。欧米市場でドルは108円63銭まで売られた後に109円20銭まで反発し、108円95銭で取引を終えた。

本日30日のドル・円は、109円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売り地合いが強まっている。日本時間31日午前に行われるトランプ米大統領による一般教書演説を控えて模様眺めムードが広がり、109円近辺でこう着状態となりそうだ。

一般教書演説では今後のインフラ投資政策や通商協定の行方に注目が集まっている。トランプ米大統領はインフラ投資について、今後10年間で1兆7000億ドル規模に膨らむとし、当初発表(1兆ドル)を上回るとの見通しを示している。また、通商政策については、環太平洋経済連携協定(TPP)への復帰検討の用意があると表明したほか、北米自由貿易協定(NAFTA)についても前向きな見通しを示している。11月の中間選挙を控えて、どのように今後の施政方針を表明するか注視されている。

本日の東京市場は重要イベントを控えていることから、全体的に動意薄の展開となろう。日経平均株価が堅調に推移した場合は、主に109円台で底堅く推移すると予想される。




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