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今日の為替市場ポイント:引き続き日経平均株価の動向が手掛かり材料に


16日のドル・円相場は、東京市場では110円48銭から110円98銭まで反発。欧米市場でドルは110円88銭まで買われた後、110円25銭まで反落し、110円53銭で取引を終えた。

本日17日のドル・円は、110円台前半で推移か。ユーロ高・ドル安や米長期金利の小幅な低下などを背景にドルは対円で弱含みに推移している。日本時間夜に発表される米主要経済発表を控えて様子見ムードが強まる中、日経平均株価の動きをにらみ、110円台前半から半ばの水準でのレンジ内取引が予想される。

海外市場では、欧州中央銀行(ECB)による金融緩和策の出口戦略をめぐる思惑を背景に、対ドルでユーロ高が進行。この影響でドル安・円高は続いている。また、米株式が下落したほか、米長期金利も小幅に低下したことも、ドル売りを促した。東京市場に入ってからもこの流れを引き継ぎ、ドル売り・円買い基調が継続している。

本日は日経平均株価の動きを眺め、主に110円台前半から半ばの水準のレンジ内取引となると予想される。また、日本時間夜に発表が予定されている12月の米鉱工業生産や1月の米NAHB住宅市場指数、米地区連銀経済報告の内容を見極めたいとの思惑からドル・円などの為替取引はやや動意薄の状態が続く可能性がある。




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