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注目銘柄ダイジェスト(前場):ラクオリア創薬、KTK、シグマ光機など


シミックHD<2309>:2032円(+168円)
大幅続伸、2015年2月以来の2000円台回復。発行済み株数の2.94%に当たる55万株、10億円を上限とする自社株買いを発表している。取得期間は本日から来年7月20日まで。資本効率の向上や経営環境の変化に対応した機動的かつ柔軟な資本政策を実施するためとしている。流動性は高くなく、株価の大きな下支え効果になるとの期待感が優勢になっているもよう。


しまむら<8227>:12570円(-510円)
大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は351億円で前年同期比11.3%減益、9-11月期は112億円で同22.1%減益となっている。先の観測報道数値も10億円程度下振れており、ネガティブな見方が優勢に。12月月次も低調だった前年同月との比較で伸び悩みと、気温低下のプラス影響がみられていない。今期市場コンセンサスは会社計画未達の減益予想だが、一段とコンセンサスが切り下がる状況にもなっているようだ。


高島屋<8233>:1188円(+43円)
大幅続伸。前日に発表した第3四半期決算が好感されている。第3四半期累計営業利益は217億円で前年同期比5.6%増益、9-11月期は78億円で同15.4%増と増益率が拡大している。百貨店事業の好調、販管費の抑制などが背景となっている。インバウンド、富裕層に加え、国内中間層の売上も回復傾向のようだ。市場予想はやや上回る決算となっており、通期業績の会社計画達成確度も高まる状況との見方に。


FRONTEO<2158>:684円(+40円)
急反発。100%子会社であるFRONTEOコミュニケーションズの人工知能ロボット「Kibiro(キビロ)」が、野村證券の一部店舗において受付での接客対応に導入されると発表している。法人向けモデル「Kibiro for Biz +Marketing」で顧客の来店目的に応じて担当者の内線番号を知らせるほか、投資セミナーやキャンペーン等の開催情報をタブレットと連携して案内するなど、顧客の受付対応や待ち時間を活用したイベント情報の紹介を担う。


ラクオリア創薬<4579>:1880円(+323円)
4日ぶり大幅反発。同社が創製した選択的ナトリウムチャネル遮断薬に関するライセンス契約をマルホとの間で締結すると発表している。マルホは同社へ契約一時金を支払うほか、開発段階に応じたマイルストンや販売額に応じたロイヤルティを支払う。これに伴い17年12月期の業績予想を上方修正しており、営業損益見通しは7.91億円の赤字から2.98億円の赤字(前期単体は7.59億円の赤字)へと引き上げた。


KTK<3035>:446円(+66円)
一時ストップ高。17年9-11月期(第1四半期)決算を発表している。営業利益は前年同期比70.6%増の0.79億円で着地した。売上増に加え、製造コストや調達コスト、経費の更なる削減が寄与した。18年8月期の業績については、上期営業利益が前年同期比47.8%減の0.65億円、通期では前期比横ばいの2.11億円とする従来予想を据え置いているが、第1四半期時点で上期計画を超過する順調な進捗がポジティブ視されているようだ。


シグマ光機<7713>:2112円(+204円)
大幅続伸し年初来高値更新。18年5月期の上期及び通期業績予想を上方修正している。上期営業利益見通しは従来の4.25億円から6.95億円(前年同期は4.43億円)へ、通期見通しについては9.60億円から12.00億円(前期は9.12億円)へと引き上げた。半導体・電子部品・FPD業界での設備投資、及びバイオ・医療業業界等での研究開発投資の回復傾向により需要が堅調に推移しているという。全社的な経費削減も奏功した。



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