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米国株見通し:週前半はFOMCの結果見極めでこう着も


S&P500先物 2656.00(+2.00) (18:15現在)
ナスダック100先物 6369.50(+11.00) (18:15現在)

18:15時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは40ドル高程度で推移。欧州市場は全般小幅ながら上昇して推移している。原油先物相場は小幅に下落して推移しており、これらの流れを受けて、米株式市場はやや買い優勢の展開から始まろう。

ただし、週前半は連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めるなか、こう着感が強まりやすい。また、12月2日に米税制改革法案は上院を通過、既に先月法案が通過している下院と、年内の同法案成立に向けて上下院での調整作業が行われている。議会は15日で閉会となることから年内の成立は厳しいと見られるが、来年初の成立は視野に入ってきている。最終的な減税法案次第だが、ハイテク企業が得られる減税のメリットは相対的に限られたものになるとの見方がされるなか、ハイテク株の利益確定の流れが重しになりそうだ。

欧州については、英国の欧州連合(EU)離脱に際する条件で大筋合意に至ったことにより、次の段階となる将来の貿易協定に向けた交渉への道が開かれたことは引き続き評価材料になるだろう。また、先週開催のドイツ社民党大会で次期政権入り協議が承認され、13日から交渉が開始されることとなり、大連立政権樹立による政治安定期待が高まる可能性。



<KK>

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