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個人投資家株番長:SVFの投資領域で注目の銘柄【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株番長氏(ブログ「株番長の注目銘柄」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年11月19日10時に執筆

2017年10月24日にサウジアラビアのムハンマド皇太子が人口知能(AI)と再生エネルギー技術を活用した新しい都市建設計画「NEOM」を発表し、孫正義氏も事業への協力者として名乗りをあげた。投資額5,000億ドル(約57兆円)という超巨大規模のNEOM。今後も動向には注目だが、ここで今一度、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」をきっかけに注目しておいてもらいたい銘柄を紹介しておく。

■サウジアラビアの新都市を共同開発
2017年10月24日、サウジアラビアで開かれた投資会議で、孫正義氏はサウジアラビアと共同で新しい都市建設計画「NEOM」をおこなうと発表した。サウジアラビアのムハンマド皇太子からNEOMプロジェクトへの参加を求められた経緯を説明したうえで、孫正義氏は「NEOMは素晴らしい機会だ」と語った。さらに、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が国営サウジ電力会社(SEC)に投資する方針も明らかにした。すでにインドでの太陽光発電事業を手がけているソフトバンクグループ。そのノウハウを活かしつつ、AIやIoTなどの先端技術をフルに活用し、自然エネルギーを最大限に利用できる新たな電力事業を進めたいとしている。

■20社に平均1,000億円規模の投資
2017年11月6日、孫正義氏はソフトバンク・ビジョン・ファンドが20社に半年間で平均1,000億円規模の投資をしたことを明らかにし、「1案件で平均1,000億円もの規模の投資を短期間でやったことがあるベンチャー投資企業は今までなかった」とプレゼンテーションで語った。ソフトバンク・ビジョン・ファンドは、2017年5月に総額10.4兆円の出資を得ており、ソフトバンクグループは最大3.1兆円の出資を約束している。出資領域としては、主に7領域(AI、IoT、ロボット、Eコマース、ライドシェア、フィンテック/決済、医療)。中国、インド、米国地域の企業が多い。

■注目したい銘柄

<9984>ソフトバンクグループ
サウジアラビアなどと共同で立ち上げたSVF(ソフトバンク・ビジョン・ファンド)は、約10兆円規模の巨大ファンド。主にAIやIoTといったテクノロジー分野に投資する方針が固まっている。言わずもがな、今後も動向には注目しておきたい銘柄の筆頭だろう。

<2488>日本サード・パーティ
孫正義氏がSVFにおいて、AI、IoT関連のテクノロジー分野に投資する方針を表明しており、注目したい企業だ。同社は、米半導体大手でAIコンピューティングカンパニーとしても有名なエヌビディア社と総括サポート契約を締結している。「NVIDIA DGX-1」というディープ・ラーニング・スーパーコンピュータの保守サポートを開始した事からも、押さえておきたい。

<6088>シグマクシス
同社もAI、IoTテクノロジー分野への投資表明で注目したい企業のひとつだ。株式会社UEIのAIを活用してドキュメント自動入力プラットフォームサービス「ディープシグマDPA」を開発し、同サービスの提供をおこなっている。UEIのディープラーニング、Google Cloud Vision API 、辞書・各種RPA(シグマクシス独自開発)が組み合わされた初のAIプラットフォームサービスとあって今後の活躍に期待が寄せられている。


■まとめ -総括-

常に新しい風と新しい衝撃を私たちに与えてくれる孫正義氏だが、現在はサウジアラビアの都市建設計画「NEOM」に協力すると発表したことで注目を集めている。AIやIoT技術に期待を寄せる孫正義氏の動向に敏感に反応する銘柄には注目しておきたい。

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執筆者名:株番長
ブログ名:株番長の注目銘柄



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