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前場に注目すべき3つのポイント~指数インパクトの大きい値がさ株主体の上昇に


17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:指数インパクトの大きい値がさ株主体の上昇に
■外資系証券の注文動向:差し引き970万株の買い越し
■前場の注目材料:神戸鋼、品質監視に100億円、データ改ざん、新設備で再発防止徹底

■指数インパクトの大きい値がさ株主体の上昇に

17日の日本株市場は買い優勢の展開になろう。16日の米国市場は、主要企業の決算が好感されたほか、米議会下院で税制改革法案が可決されたことで投資家心理が改善し、終日堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比175円高の22585円と22500円を上回っている。円相場は1ドル113円10銭とやや円安に振れている状況。

シカゴ先物にさや寄せする格好から買いが先行する格好となるが、インデックスに絡んだ商いから、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>といった主力処が中心となり、指数インパクトの大きい値がさ株の動向に振らされる格好になろう。そのため、中小型株には資金が向かいづらくなる可能性はありそうだ。

日経平均は25日線からのリバウンドで5日線を捉え、これを突破することで年末に向けた先高観が強まることになりそうだ。値がさハイテク株主導の指数上昇のため全体としては利益確定の動きもみられそうだが、急ピッチの調整をみせていた銘柄へのリバウンドは意識される。一方で、相対的に出遅れているセクターや銘柄への水準訂正には見極めが必要な感はある。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き970万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り410万株、買い1380万株、差し引き970万株の買い越しとの観測。

11月 10日(金):460万株の買い越し
11月 13日(月):220万株の買い越し
11月 14日(火):20万株の買い越し
11月 15日(水):140万株の売り越し
11月 16日(木):210万株の売り越し


■前場の注目材料

・米議会下院で税制改革法案が可決
・NYダウは上昇(23458.36、+187.08)
・ナスダックは上昇(6793.29、+87.08)
・シカゴ日経225先物(22585、+175)
・NY金は上昇、(1278.2、+0.5)
・好業績銘柄への物色意欲の強さ
・日経平均は上昇(22351.12、+322.80)
・マザーズ指数は上昇、(1121.12、+24.05)
・日銀のETF買い入れによる下支え
・10月米鉱工業生産、0.9%上昇

・トヨタ自<7203>、予防安全システムを全車に搭載、日米欧で次世代版
・菱地所<8802>、VBと共同、新事業創造、参加6社決定
・イチネンHD<9619>、神奈川・藤沢で拠点拡充、車・産業用ケミカル、実車持ち込み検証

☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・10:10  国債買い入れオペ(残存期間1年超5年以下と10年超)(日本銀行)

<海外>
・特になし



<HT>

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