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NY株式:ダウ9ドル高、好決算やハイテク大型買収観測を好感


6日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は9.23ドル高の23548.42、ナスダックは22.00ポイント高の6786.44で取引を終了した。高値警戒感から寄付き後は上値の重い展開となったが、好調が続く7-9月期決算を受けて投資家のリスク選好姿勢が強まっているほか、ハイテクセクターでの大型買収や原油相場の上昇、税制改革への期待から堅調推移となった。ダウ、S&P500、ナスダック総合指数は揃って最高値を更新した。セクター別では、エネルギーやメディアが上昇する一方で電気通信サービスや食品・生活必需品小売が下落した。

アパレルのマイケル・コース(KORS)は決算内容が好感されたほか、通期見通しを引き上げ、大幅上昇。半導体のクアルコム(QCOM)は、前週に同業ブロードコム(AVGO)による1300億ドル(債務含む)相当のハイテク業界で過去最大規模の買収検討が報じられ、堅調推移。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)はメディアの21世紀フォックス(FOX)の映画スタジオなどの資産買収を協議していることが報じられ、買われた。一方で、通信大手のスプリント(S)は、TモバイルUS(TMUS)との経営統合を巡る協議を正式に打ち切り、大幅下落となった。

旅行予約サイトのプライスライン(PCLN)はマーケット終了後に7-9月期決算を発表、売上高、調整後一株利益ともに予想を上振れた。しかし、10-12月期の1株利益見通しが予想を下振れ、時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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